ペットの症状一覧
食欲がない・ごはんを食べなくなった
わんちゃんがいつもと変わりなく元気なのにも関わらず、ごはんをまったく食べない・いつもより全然食べないなどあると思います。
そんな時は、食間に与えたおやつなどでお腹がいっぱいの状態や、散歩などいつもより運動が少ない状態などでお腹が空いていないという理由などが考えられます。
上記の理由であれば何も問題はないのですが、その他で考えられる理由で最も気を付けて頂きたいのが、体調不良や病気の初期兆候なども考えられる為、早めのご相談をお勧めします。
また、日々の観察が重要になってくる為、食欲がない際の食事摂取量や、元気の度合い、便や尿の状態、嘔吐の有無なども観察して頂きお伝えください。
風邪をひいている
わんちゃんの風邪の原因は、細菌やウイルスによるものが多く、中でも「犬アデノウイルス」「犬パラインフルエンザウイルス」が有名です。
他にも「犬ヘルペスウイルス」も風邪の原因となるウイルスになります。
元気がないように感じる
わんちゃんがいつもと比べて、元気がない様に感じたり、体が震えているときは、病気による痛みや神経症状などが考えられます。
病気として考えられるのは、低血糖症、脳や脊髄の病気、椎間板ヘルニア、中毒症状、てんかんなどの病気がほとんどのケースです。
上記の病気は、いずれも危険度の高い病気のため、すぐに獣医師の診察を受ける必要がありますのですぐにご相談ください。
去勢・避妊手術を考えている
ペットの去勢・避妊手術は、病気の予防や他の犬とのトラブルを回避するといったメリットがありますが、麻酔のリスクなどのデメリットもある為、獣医士としっかり話し合ってから判断してください。
わんちゃんの去勢手術とは 去勢手術とは、精巣の外科的処置で「睾丸摘出術」を指します。 実際どのような手術かというと、陰嚢(いんのう)の少し頭側を切開し、中の精巣だけを取り出します。 女の子の避妊手術とは異なり、お腹は開かない手術になるため、体に対する負担は避妊手術よりは少ないです。
避妊手術は、卵巣や子宮を摘出することで、将来起こる可能性のある病気の予防や母体の安全や繁殖の調節を目的として、手術を行う事で妊娠を避けることです。
注射やガスの麻酔薬を用いて全身麻酔を行い、切開する箇所のお腹周りの毛を剃り、消毒した後、切開します。卵巣、もしくは卵巣と子宮を出血しないように摘出します。
痒がっている
わんちゃんの皮膚トラブルはとても多い症状です。
最近肌をよくかいているなど痒がっていることに気付いたら、まずは、ノミやダニなどの寄生虫が体についていないかチェックしてください。
ノミやダニがどんな虫なのかはこちらをチェック>>
ノミやダニのような吸血する虫は、体を宿主として利用し、どこにでもしがみつくことができます。
散歩中に草むらなどに入った場合などに寄生する事が考えられる為、日々の散歩の中でも観察してください。
下痢をしている
わんちゃんの下痢の原因は多数あります。
胃腸や肝臓、膵臓などの病気の他、腹部の腫瘍、細菌感染症やウイルス感染症、寄生虫感染、食中毒などが原因として考えられます。
また、精神的なストレスや体の冷え、過食や普段食べ慣れていないごはんなどによる刺激、食物アレルギーなども下痢を起こす原因の一つです。
わんちゃんが消化酵素を持たない食品を食べても下痢をすることがあります。
イボや腫瘍がある
イボや腫瘍は、わんちゃんの皮膚によく見られる症状です。
乳頭腫の多くは、「パピローマウイルス」が原因となってできる、白いカリフラワー状の腫瘍です。
一般的には、良性の為、自然に小さくなることが多いですが、老齢で発症した場合は、扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)という悪性腫瘍になる可能性がある為、注意が必要となりますので早めにご相談ください。治療法としては、必要に応じて抗ウイルス薬の投与や外科切除を行います。
犬種で言うと特に「パグ」や「ミニチュア・シュナウザー」などは、遺伝性の素因があると言われており、まれに、黒い乳頭腫が多発する「色素性乳頭腫症」が起こることがあります。
腫瘍の場合、見た目だけで良性か悪性かを判断することは困難です。見つけたら早めに病院で相談するようにしましょう。
悪性腫瘍の場合、命に関わるリスクがある為、早急に治療を行う必要があります。
また、以前からしこりがある場合、月日の経過で大きさに変化がない場合は、良性の可能性が高いですが、早めに獣医に確認して頂く事をお勧めします。そして、しこりを触り続けると、炎症を起こし更に大きくなってしまうことがあるため、むやみやたらに触れないように気を付けてください。
足を引きづっている
わんちゃんが足を引きづる原因はいくつかの症状が考えられます。
足を引きずっている際に外傷や腫れがないかを確認してください。
また外傷や腫れが見当たらない場合は、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼、股関節形成不全、変形性関節症、レッグペルテス症、肩関節不安定症、前十字靭帯断裂、汎骨炎などがが考えられる為早めに獣医に相談してください。